昔竹島問題について調べました。
その時には竹島問題をうやむやにした日韓政府は頭がおかしいと思っていました。
ですが、大人になってから考えてみると問題の棚上げは合理的なのかもしれないと思えます。
確かに歴史的な線引きは可能だと思います。
ただ、それではどちらかが納得しません。
相手を言い負かすことに意味があるのでしょうか。
歴史的書物の裏付けをもって「これこれこういう根拠がある！だから我が国が正しい！」なんて言って、結果的にどういう利益が生まれるのだろうか。
日本と韓国の双方が最大の利益を生み出すには棚上げが一番なのかもしれない。
特に竹島なんて領土としての価値はほとんどないらしい。EEZの問題はあるのかもしれないが、いがみ合って結局両者活用できなかったら本末転倒だと思う。そんなことしてる暇あったら技術協力のうえで海底資源の調査や活用を共同で進めたほうがメリットも大きいだろう。
国単位ではなく、個人間でもそうだと思う。
仕事で問題が生じた時に「どこの誰に責任があるのか」をずっと気にする人がいる。
確かに問題の所在を明確にして再発防止に努めることは基本中の基本だと思う。
しかし、ときにはそんなことどうでも良いこともある。
プライベートの揉め事なら、なおさらそういうことは起きる。
誰の問題であっても、結論を左右しないことに注力する必要はないと思う。
大人になってから考えると、世の中には答えなんてどうでも良いことが意外とたくさんあると思う。
今より若い時には、恋人との関係で特にこういうくだらないこだわりで揉めたことがあった。
自分が原因のことも、相手が原因のこともあった。
例えば、「メッセージの返信が遅くなった理由」とか「デート中の"その一言"がどういう真意で発されたのか」など。
今考えるとどうでも良かったと思う。問い詰めても、問い詰められても、無駄に時間を浪費するだけだったと思う。
自分が性格的に合うな！と思う人は「そんなことよりさ、このアイスクリームおいしいよね」の一言で、今までのいがみ合いなんて忘れて、話題を移すことができる人。
相手に謝罪を要求したり、頑なに謝ろうとしない、そういう性格は損してる気がする。
どっちでもいいから謝らせないし、どっちでもいいから謝れる。これが良い気がする。
限られた時間を最大限活かすためには、くだらない問題にこだわるのは良くないなと思ったしだいでございます。
