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職場で異性に誘われたらどうする?断り方の難しさと心情

 

タイトルのとおりです。

最近、職場の人から食事に誘われ、連絡先を書いた紙を頂きました。

その時には、まぁ時間が合えば食事くらい良いかなと思ったのですが、やはり私のタイプではなかったのでお断りするに至りました。

タイプではないというのは、外見もそうですが、少し帰り際に話した感触からもそうでした。内面的にも自分とは合わないと思いました。

連絡先を頂いたその日に「今日行きませんか?」というご提案でしたが、さすがにそれは難しいですよと思いました。学生ではないのだから。。。

そして次の日も「今日はどうですか?」というお話でしたが、そんな急に時間は作れません。

忙しいので無理ですと伝えたところ「今日行きたかったんですけど、、、残念です、、」と落ち込んでいました。落ち込むのは仕方ないにしても、そんな急には無理ですし、行くなんて言ってないのにこっちが罪悪感を抱くようなリアクションが少し私には抵抗がありました。

 

とりあえず連絡先を貰ったので、正式なお断りをしなければと考えていましたが、その間に帰りの電車でばったり遭遇してしまいました。

私は出勤日で、その人はその日、休日のはずなのに。その人は日常生活で使うような電車ではないのに。

その人は、すごくビックリした表情をした後、「あ!偶然ですね」と言われ、そのあとずっと目を閉じていた私の肩を叩き「少し話せませんか、メールアドレスを教えていただけませんか」と言いました。

そして、なぜか私と同じ駅で降りてきました。

偶然だったとその方は言っていましたが、それは少し無理があるんじゃないかなと思います。「ちょっとあっちに用事があるけど、行ってすぐ帰るだけなんで」と言ってました。1時間以上かけて、行ってすぐ帰るだけの場所に何しにいくのでしょうか。。。

 

私の帰宅時間と電車の方向を知っていたので、恐らく同じ電車に乗った後に総当たり的にすべての車両を見て回っていたのだと思います。

乗車駅からしても、出会い方からしても、それしかあり得ないです。

その場所で、その時間に出会うわけないですよね、というか、どう考えても有り得ないです。

正直に言うと、その時には少し腹が立ちました。

確かに異性に興味を持つことや話したいと思うこと、接点を持ちたいと思うことは、気持ちとしてよくわかります。ただ、待ち伏せなんかしても絶対良い方向にいかないですよ。

私はその時アドレスは伝えずに「あ、送っときますよ」と答えて去りました。

 

誰かに好意を持つことは自由だと思います。アプローチをかけるのも自由だと思います。

相手に嫌な思いをさせるな、なんて無理だと思います。

私だって好意を向けた相手に嫌な思いをさせてしまうことだってあると思います。

みんなそうです。

でも、2回食事をやんわり断られてる状態の相手を待ち伏せて、さらに連絡先を聞くのはどう考えても悪手だと思います。

盲目的になってしまうのはわかるし、色々と考えた末そういう行動に出たのだと思いますが、明らかに不自然な出会い方をして連絡先を聞き出しても、普通の人なら良い気持ちは抱かないと思います。

 

その女性に対しては、好意を持ってもらえて嬉しいという思いはありません。

ただ、一般論として自分に好意を持ってくれる人間がいること自体はとても感謝すべきことだと思っています。

ですので、私は自分に好意を持ってくれた女性には誠心誠意向き合いたいと思っています。

だからこそ、しっかりお断りのメールを送りました。食事は行けないし、メールで話すこともできません、と。

 

そのあとの返信では、特に不都合なく、「わかりました、伝えてくれてありがとうございました」という旨の内容が書かれていました。

ただ一点「食事を断ったのはパートナーに悪いと思ったからでしょう」という内容が書かれていましたが、違います。私は合わないと思ったから断りました。

さすがにそれはお断りの内容に書きませんでしたが、パートナーがいるから断ったわけではないです。

そういう考えのところからも、その方とは合わないと終始感じました。

 

今回私がこれを書いたのは、別にその女性を貶めたいとか非難したいとかいう気持ちからではありません。

はっきりとお断りのメールを送って、普通にわかりましたと答えがきて、それで多分終わってるので別にストーカーとかしつこいとかも思っていません。

ただ、人によってはこれをストーカーだという人もいると思います。そこがすごく難しいなと思ったから書きました。

 

ストーカーってしっかりとした定義もなければ、言った者勝ちみたいなところもあります。

もし仲の良いカップルがいたとして、急に女性が別の男を好きになったとしましょう。突然別れたいと言い出し、彼氏としては納得いかない。しっかり話してほしいと何度か申し出たところ、ストーカーと言われ警察を呼ばれる。

こんなこと日本中でしょっちゅう起きていると思います。

でも、急に彼氏を捨てておいて話もしないで終わらせるのってどうでしょうか。

自分が捨てられたとして納得できますか。

 

私は昔付き合っていた人に急に別れたいと言われ、彼女の暮らしているマンションまで行き「ちゃんと話そう」と何度も言いました。

結果、よく知らないそのマンションの大家さん宅へ連行され「私は別れたいのにこの人はしつこい、助けてほしい」と彼女が言い出したことがありました。

そんな状況、第三者からしたら確実に私がストーカーでしょう。

でも、なんか知らんけどその大家さん宅の話し合いで一時的に復縁したのです。

じゃあ、ここでもう一度振り返ると、私はストーカーだったのでしょうか?

そして、そのあと私は再度正式に振られるに至ったのです。

うん、ここでもう一度振り返れば、私はストーカーだったのかもしれません。

最終的にはそれから2年くらいした後、その彼女からメールが来ました「やっぱり別れなければよかった、私はすごくワガママを言っていた、ごめんなさい、話せませんか」という内容でした。

ここまで来てから振り返ると、私はストーカーではなかったことになりそうです。

しかも、この彼女が私と別れたがった理由は、遠距離恋愛中に近場の別の男を作ったからでした。そんでもって、復縁希望メールが来た時には、その別の男とは破局した後でした。

 

こんな感じで、ストーカーかどうかなんて曖昧です。

美女から言い寄られれば大歓迎、ブスから言い寄られればストーカー扱い。

こんなの予測可能性もクソもないです。

 

つまり、ストーカーかどうかなんて明確に決めようがないし、だからこそアプローチをかけている側も自分がストーカーだなんて認識することは不可能です。

よく「ストーカー加害者は自覚がない」とか言いますが、当たり前だと思います。自分ではなく、相手側の気持ち次第で変わるのに、自覚なんてできるわけないです。

 

じゃあどうすればよいか。

これは簡単なことだと思います。

一度ハッキリ断ることです。

あなたとは話せないよ、あなたとはデートできないよ、と。

全てはそれからです。

「もし断って刺されたらどうしよう」とか考える人も多いと思いますが、ハッキリ断らないまま避け続けて刺されない保証はいったいどこにあるのでしょうか。

曖昧な態度をとり続けて、裏で相手をストーカー扱いしているほうがよっぽど恨まれます。

必ず、一度断りましょう。断り方が下手なら当然刺されます。それは語彙力・防衛力がなかった自分を呪って諦めましょう。

 

私は今回、ちゃんと考えてメールを送りました。

無理ということは確実に伝え、ワンチャンもないよ、という内容で送りました。

そして、相手を悪者扱いするようなこともしませんでした。

また、感謝の言葉も述べませんでした。

ただ、「あなたも色々考えてのことですよね」と理解は示しました。

誠実に返答したと思っています。

そして、わかってもらえたので、もう終わりました。

だから相手はストーカーでもなんでもないし「単なる片思いのひととき」で終わりました。

 

どれだけ法で整備しても絶対にストーカー事件は消えません。

ストーカー事件は加害者が一方的に作り上げる場合もあれば、被害者の対応のせいで生まれることもあります。

みなさんも、自分に好意を持ってくれた相手くらいには、誠実に接してほしいです。

 

 

余談ですが、私は結構モテます。幼稚園の頃からモテました。小中高もモテました。大学生の時は不特定多数の女性に言い寄られることこそありませんでしたが、かっこいいねとか綺麗な顔してるね、なんてのはずっと言われてました。

確かに顔のパーツで欠点となる部分がほとんどないと思います。どっかが大きすぎるとか小さすぎるとかがなくて、平均的でバランスのとれた顔だと思います。肌も白くて綺麗です。

90%の確率で今よりカッコよくなれる顔ガチャがあっても、10%引くのキツイからやめとこってなる気がします。そんな感じです。

部活の遠征先で、どっかの学校の女の子から連絡先を貰ったり、学校の帰り際に女の子が待ってて、よくわからない使い古されたボロいキーホルダーや文房具を貰うこともありました。

こういう過去の積み重ねが、私の自己肯定感に繋がっていると思います。

私は誰かにブスなんて言われても本当に全く1ミリも傷つかないです。今までたくさん褒められてきたからです。ブスと言われても「みんなはそう思わないみたいだけど、君がそう思うなら別にそれでいいんじゃない?」ってなるだけです。

単純に褒められた回数で言えば本当に数えきれないくらいになります。20回や30回どころじゃないです。

そして、この自己肯定感は今まで私に好意をもってくれた女性のおかげで成り立っているわけです。

こんな感じで、私に好意を持ってくれた人の気持ちは、私の人生の支えにもなっていると思っています。自己肯定感の源泉、淵源となっているわけです。

だからこそ、私に好意を持ってくれる人には私も誠意をもって接して、できるだけ良い気持ちで帰ってもらいたいと思います。

そしてそれとは別に、好意をもった女性から酷い言葉をかけられたことも何度もあります。私はそのたびに「自分には見る目がなかったな」と心から悲しくなります。

自分はそういう人間になりたくたいと思うので、誠実に対応してます。

みなさんもぜひ参考にしてみてください。