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「私、自己肯定感が低いんです。」パラドックス

「私、自己肯定感が低いんです。」と言う人がたまにいる。

 

自己肯定感というのは、自分が自分をどう評価しているか、ということだと思う。

自己肯定感が低いということは、本来ならばもっと評価されるべき自分を不当に低く評価してしまっている状態をいうのだろう、多分。

 

そうだとするならば、自分自身は本来もっと高い評価を受けるべき、という前提がなければ成り立たないため、結局のところ自己肯定感が高いのではないか?という矛盾が生まれる。

 

つまるところ、自己肯定感が低い人というのは、実際は自己肯定感が高いのであり、真に自己肯定感が低い人がハッスル言葉は「私、自分自身を正当に評価してしまうんですゥ…」となる筈なのである。

 

このパラドックスを思いついたとき、自分はやはり天才だと思った。嗚呼また大発明をしてしまった、と。

最近ふと思い出して検索してみると、全く同じことをヤフー知恵袋に書いている天才がいた。

(こやつ→https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12256875102

)

彼もきっと、この大発明をすぐにでも人々に伝えたい、と思ったに違いない。

そして、この質問についている回答は、全くこの議論についていけていない、凡人のそれである。

天才である私と、同じく天才であるこの質問者、二人で議論を重ねていけば、きっとソクラテスも唸るような、天才的な閃きが生まれたに違いない。

 

もっとも、私とこの質問者、どちらの方がより天才か、という点について、答えは明白である。

この「ワタシジココウテイカンガヒクインデスパラドックス」を指摘することは、社会不適合者の烙印を押されるという負の側面を持ち、諸刃の剣となる。

「あ、いや、そういうこと言いたいわけじゃないから…」と一蹴されたうえ、揚げ足取りの社会不適合者とみなされて終わりである。

そう、こんなことは思いついても誰にも話してはいけないし、不特定多数の人が目にするネットに書くなどというのは、まさに愚の骨頂である。

彼はそこまで考えが至らなかったのだろう。その点で私が一歩リードしているといえる。

まぁ、こんな天才的な閃きが浮かんでしまったら、頬を紅潮させながら鼻息を荒くして、人に伝えたくなるのも仕方ないのかもしれない。

 

やはり自分は天才なのだな、と再認識して鼻息を荒くした夜でした。

以上。