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私が公務員(市役所)を辞めた理由

おそらく日本中に公務員を辞めたい、転職したいと思っている人は多くいると思います。

自分が辞めた理由を簡単に書いてみたいと思います。

 

 

業務面

年功序列すぎる

日本の企業ではありがちだと思いますが、年功序列です。

年功序列というと、日本人的には年功序列型賃金しか浮かばないこともあるようですが、全てが年功序列的です。

業務内容、業務量、待遇すべてが年功序列、つまり上にいくほど楽で、下の人ほど大変です。

若い人が一生懸命頑張って、管理職はお昼寝をしたりしていました。

待遇のフラット化といって、若者の待遇を上げているような感じを出していますが、実質的にはボリューム層である中年の待遇を落としたいのです。そうなると、頑張ったところで今の中年のような待遇は得られません。

何のために働いてるの?と思えてきます。

グレーな業務

違法とまでは言えないが、倫理的にアウトなことをやらされていました。

他の自治体では問題となり、全国ニュースでも話題になった時期がありましたが、私の自治体はバレずにしれっと止めたようです。

私がいた時にはそれが普通に行われていました。

グレーなので、何となく隠しながらやることになり、具体的には家に帰ってからやれ、職場でやるなら休憩時間にやれ、そんな感じです。

真面目にやると1日4時間×2~3か月かかる作業を無賃でやらせようとしてくる組織には正直びっくりしました。

これを主担当的に行っている人は正義感とかは関係なく、ただ自分の保身のために周りに依頼をしていました。

やらない人を見つけると、これも仕事なんだぞ?と釘を刺していましたが、仕事なら給料払えよ、と言いたくても言えない環境です。言ったらイジメられて退職に追い込まれます確実に。

こんな感じのことを役所でもやっているのです。特に小規模自治体にはありがちでしょう。

全体的に微妙

役所の人は民間の平均に比べると優秀だっと思います。

それでも硬直的な組織の中にいると、保守的、保身的な決定しかしなくなります。

こうなったら良いのにな、とは思いつつも、具体的な提案が来ると「でも」「だって」と言い訳をして結局動きません。

組織全体が微妙です。

そもそも、改善に対するインセンティブがないのです。現状維持が一番大事。

「効率化?そんなの、若い奴が甘えないでもっと頑張ればいいじゃん」こんな感じです。

上のグレーな仕事の他にも、休日や時間外に無賃で仕事を押し付けられる場面は多くありました。

そもそも組織全体としての思考が不健全であった、というのが一番の理由になると思います。

 

待遇面

給料は安いです。ただ、民間も悪いところはたくさんあるので、どこにいっても大きな差はない気もします。

とはいえ、結局有給は全く使わせてもらえず、使えたとしても業務を休み前と後に振り分けるだけで、その分自分で残業・サビ残で間に合わせることになるので休みとも言えません。

リフレッシュ休暇や資格取得休暇など様々な制度はありますが、自分のいたところは使えない環境でした。

休んだら怒られるし、早く帰ると目をつけられる、そんな職場でした。

また、お金の面に関連していますが、接待というか、交流会などがあると全て自腹でした。

上司が出してくれるなどもなく(なぜかこの時には年功序列が適用されない)、綺麗に割り勘でした。

若い人が仕事の交流会や接待のために5,000円ほど自腹を切るのはめっちゃ痛いです。

一日タダ働きしたようなものです。

こういった点も非常に腹立たしいものでした。

また、家賃手当も非常に少なく、最大でも3万円は出ません。

民間では1円も出さないバカみたいな企業もたくさんありますが、まともな会社なら半額くらい出してくれます。

 

その他

以上はあくまで自分の環境から来る辞めた理由でした。

「死ね」と言ってくる人、自分で紛失した書類のことで部下に八つ当たりする上司、昼飯の出前を毎回新人に取らせる、パワハラ、セクハラ、アルハラ。

良かったことといえば、同期に恵まれ仲良く仕事ができたことでしょうか。

土曜に防災訓練に強制参加させられることがありましたが、お昼前からの開始という日に少し早く集まり、同期の家で7人くらいでワイワイと話してから出勤したのが懐かしいです。

必ず帰宅しないといけない、家で寝ないといけない、そういう環境にありながらも月に100時間超えの残業をしている新人もいて、今考えても謎な組織でした。

結構限界の中で頑張っていた自分や同期(月200時間は家に帰ってたら物理的に無理だと思います。)、今振り返ってみると人生の糧にはなってくれているのかもしれません。

 

辞めたい人へ

私は辞めて本当に良かったです。

今は公務員よりずっとホワイトな環境で働いており、有休もかなり取れています。

残念ながら公務員時代と比べて給料はそこまで上がっておらず、公務員を続けていた場合の年収と同じくらいですが、心の状態はずっと健康的です。

ですので、トータルで言えば結構プラスな環境になりました。

 

ちなみに、私は公務員辞めた後に本格的な転職活動をするまでにだいぶ時間がありましたが、若いこともあってか、わりと高評価を貰えていました。

役所の公務員は転職が難しい職種ですが、若さと諦めない気持ちがあれば意外と何とかなります。

(もちろん能力が低くて仕事が回せないなど、自分自身に問題がある場合には異なりますが…)

一度公務員になったのだから、せっかく公務員になれたのだから、安定しているから、周りの人は誰も辞めてないから、いろいろな事情が浮かぶと思います。

それでも、自分の人生をどう歩みたいか、を真剣に考えたうえで、別の道を目指したいと思ったのなら行動してみる価値は大いにあると思います。

 

とても苦しい環境で過ごした私でしたが、今は心にゆとりをもって働くことができています。

昔の私と同じように苦しい環境にあるみなさんの人生が、今後、少しでも良い方向に向かうことを祈っています。